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□ 死神 □

死神_2

家に帰ると当然のように自称死神様がいた。

「お帰りなさい」ドアを開けると件の死神様がこちらを見上げながら一言。
僕の狭い部屋は狭く、玄関からは部屋全体を見渡すことが出来る。
いつも通りの汚いとも綺麗とも言い難い部屋の真ん中に少女がぺたりと座っていた。
「・・・・・・何でいるんですか?」
住所は既に知られていたのでいつかは訪ねてくるのだろうと思っていた。
訪ねてきたら警察に追い払って貰おうと帰り道に画策していた。
たしかに“良いこと”はしてもらったが、冷静に考えれば不審者たる彼女を家に入れるなんてとんでもない。
しかし僕より早く家にいるとは予想外だった。
「あら、約束でしょ?」
きょとんとした顔で立ち尽くす僕を見上げる。
背筋が凍るほど冷たい笑みを浮かべてたのが嘘のように見た目相応のあどけない少女のような表情をする。そのギャップに少しドキリとしてしまう。
「鍵、どうしたんですか?」
「私、死神よ?そんなの造作もないわ」
「その電波設定はいつまで続ける気ですか?」
「たっくんの個人情報暴露してあげたじゃない」
「あなたがストーカーだと言うことは分かりました」
「たっくんがそんなにモテるなんて知らなかったわ」
「そのたっくんっていうのやめてください」
たっくんなんて母親くらいしか使わないからもの凄く馬鹿にされている気がする。
「あら、たっくんって可愛いのに」クスクスと彼女は笑う。
こいつ、やっぱ馬鹿にしてやがった。というか僕はなんでまた敬語に戻ってるんだろう。
「それより中に入ったら?」自分の家のごとく彼女は提案した。
彼女とテーブルを挟んで向かいに座る。
さっきと同じ喪服のままの彼女、僕がどろどろに汚してしまったはずの手袋はその痕跡は見あたらずサテンの光沢が美しかった。
理由を聞いても死神だからで済まされてしまうだろうから僕は疑問をそっとしまい込んだ。
「出てって」
「今何時だと思ってるの?女の子をこんな時間に追い出すなんてたっくん鬼畜」
「死神なんだから余裕でしょ」
「信じてくれるんだ?」
思いっきり不機嫌そうな僕をあざ笑うかのように彼女は飄々と受け答えする。
「とにかく出てってください」僕は食い下がる。

「ふーん、まだそういうこと言うんだ」さっきとはまるで違う、艶やかさが増しているというのか身体の中心がむず痒くなるような声だった。
「そういえばたっくん、何でさっきから私の目を見てくれないのかしら。人を説得するときは目を見ないと駄目よ?」
答えは単純だった。彼女を直視するとさっきの記憶が蘇ってしまうから。あの甘い記憶を思い出してしまうから。
僕は下を俯いて押し黙ってしまった。
「出てく出てかないの話も飽きちゃったし、いいことしようか?」
ぴくりと身体が動いてしまう。“いいこと”という言葉に否応でも反応してしまう。
「ねぇ聞いてる?」
ちらりと見た彼女の顔はニヤニヤと意地悪そうな笑みを浮かべていた。
「したいよね-?」念を押すように彼女が問いかけてくる。
僕はどうして良いか分からず相変わらず俯いたまま静止していた。
「それともやっぱり出て行って欲しいのかしら?」
わざとらしい声が僕の脳内に響く。
彼女はなにも言わない僕から視線を外し、スッと立ち上がると僕の方へ歩いてくる。
僕は身体を硬直して身構えてしまったが、そんな僕を横目に彼女は僕の後ろにあるカラーボックスを漁りだした。
何をしてるのか、一瞬考え、分かったときにはもう遅かった。
彼女の手に握られている“それ”を見た僕は顔がカッと熱くなるのを感じた。
「たっくんは変態だからこういうの大好きだもんねぇ?」
右手には見慣れた透明な筒状の物体――一般にオナホと呼ばれるものが握られていた。左手にもちゃっかりローションのボトルが握られている。
「何で場所知ってるんだよ」僕は蚊の鳴くような声で抗議する。
「今日からお世話になるんですもの。同居人の性具の場所くらい把握してて当然よ」
イマイチ答えになっていない答えが返ってきただけだった。
「ズボン、脱ぎなさい」
軽い、強制力は到底感じられない命令口調だった。
しかし僕にとってそれは従わざるをえない命令に感じられてしまう。
おずおずとズボンを脱ぐ僕を立ったままの彼女は無言の笑顔で見つめている。
「パンツも」
ズボンを脱ぎ終わり、泣きつくように彼女の顔を見あげた僕に急かすような一言。
恥ずかしさを抑えパンツを脱ぐ僕。彼女はやっぱり黙って笑顔を向けている。
「ウフフ、何でもう勃ってるのかしら?」
僕は押し黙る。
「もしかして期待しちゃったのかしら?」
しゃがみ込んだ彼女は僕の耳元でゆっくりと囁く。
「そうだよねぇ、期待しちゃうよねぇ。これでクチュクチュするの気持ちいいんだもんねぇ?」
なにも言わない僕を無視して彼女は耳元で愉しそうに囁き続ける。
「じゃあ準備しようか」
そういうと彼女は一旦僕から離れ、右の太ももを跨ぐように座り直す。そしてトンと僕を押し倒し、僕は仰向けになる。
太ももに掛かる彼女の重さが、そして今彼女が着てる喪服とは明らかに違う布の感触に一層の興奮を覚えた。
彼女は左右の手袋を手慣れた手つきで外していく。白くて長い綺麗な指先が露わとなり、その指先でローションの蓋をスルスルと外す。
「本物のローションよ」
言うと同時にペニスの根本に垂らされる。ローションの筋はツツーと亀頭部に移動し、折り返すようにまた根本へと返っていく。
その冷たい感触がどうしようもなくもどかしく息が荒くなる。
なん往復かしてペニスは完全にローションでコーティングされてしまった。
すると今度は右手に持ったオナホの中にローションを注入していく。彼女が右手を握りしめるたびにブビュッブビュという音がし、それを「気持ちよさそうな音がするわね」と僕に見せつけてくる。
そして彼女はたっぷりとローションが注入されたオナホを握りしめ空気を抜き僕の亀頭の先に被せてくるのだった。
ずるっと吸い込まれていく僕のペニス。その間も中のヒダヒダが裏筋から竿から満遍なく刺激していく。
「あぁぁ」普段は出ないような情けない声が盛大に漏れた。
「情けない声」嬉々とした声で彼女が呟いた。
真空にへこまされていたオナホは僕のペニスを取り込むことによって完全に本来の形を取り戻していた。
「じゃあシコシコしましょうね♪」
不意に右の太ももに掛かっていた重みがなくなる。彼女は右手を僕の頭の横につきのし掛かるような姿勢を立ったのだ。彼女の顔は吐息が感じられるほど近距離にあり、その長い睫毛の数も数えられそうだった。
「最初はゆっくりね」
ペニスに纏わり付くオナホが動き出すのを感じる。
ゆっくりと、引き上げられていくオナホ。カリ首にヒダヒダが引っかかりやがて弾かれていく一つ一つ、鈍い動きが故にはっきりと感じられた。
やがて亀頭部の締め付けが緩み、抜けてしまうと思った瞬間、オナホの動きが反転し再びペニスを飲み込んでいく。
引き抜かれているときとは違った快感。ヒダヒダが亀頭部を舐めるようになぞっていき、カリ溝に飲み込まれていく。
そして僕のペニスは完全に鞘に収まる。
「気持ちいい?顔、だらしないわよ?」
喋るたびにかかる彼女の息は媚薬のようで僕の思考能力は低下していく。
オナホは相変わらずゆっくりした動きで2回目の上下運動にはいる。
「それに涎も垂らしちゃって」
元々近かった唇がさらに僕の口元に接近し、ちゅると吸われる。
キス、ではない。が、口にきわめて近い肌を吸われるという行為に僕の興奮は最高潮に達してしまった。
「ぅぅ・・・・・・」声になっていないうめき声を上げ、僅かに腰を引いて僕は呆気なく絶頂する。
「三擦り半も保たないなんて・・・・・・」哀れんだ表情、しかし声は相変わらず嬉々としている。
「こんな早漏チンポは特訓が必要ね」
まだビクビクと痙攣している僕のペニス、それにお構いなく彼女はオナホの上下運動を早めていく。
「あぁぁ!」
敏感になっている状態で耐えられる快感ではない。
僕は両腕で彼女を引きはがそうとしたが、逆に左右の手を頭の上で重ねられ上から彼女の手で押さえつけられる。
およそ女とは思えない力で押さえつけられた僕は為す術がなくただただ彼女の責めに耐えるしかなかった。
ブピュウ、ブピュウといやらしい音が僕の股間から聞こえてくる。
オナホの動きは上下運動だけでなく手首を使った回転も加えられていた。
一番良いところで彼女はクイッと手首を捻りカリ首の段差に嵌ったヒダがにゅるりと回転する。
「や、やめて・・・・・・」
「どうして?とっても気持ちよさそうよ?」
「いいから、いいからやめて!」
1度射精したばかりなのに、既に2度目の射精が近い僕は情けなさから必死で要求する。
「だーめ、だだ捏ねてないでイっちゃいなさい?」その要求もあっさり拒否される。
が、言葉とは別にオナホのスピードがゆるまっていくのを感じ僕は一瞬安堵し力を抜いてしまう。
すると待ってましたと彼女の口角がニッと上がるのと同時にオナホは一気に速度があげられ扱き抜かれる。
「我慢しないで情けなくザーメンはき出しなさい」
「ッッ!!」
声にならない快楽が僕を襲い再びペニスをビクンビクンと痙攣させてしまう。
「早漏」耳元で彼女がクスクスと囁く。
オナホのスピードは緩められ射精が完全に終了するのと同時に引き抜かれる。
終わった。
僕は安堵した。これ以上は出ない。
だが彼女は傍らに置いてあるローションを手に取るとオナホへと注入していく。
「ローション乾いてきちゃったから補給しないとね」
オナホと同様にペニスにもローションが垂らされていく。
「もう、無理だから!!」
熱を帯びたペニスにローションのヒヤリとした感触が心地よく言葉とは裏腹にムクムクと頭を上げていく。
「ほら、たっくんのおちんちんだってやる気満々じゃない?」
暴れようとする僕を彼女はさっきと同様に片手一本で押さえつける。
「今日は早漏チンポさんがオナホ妊娠させるまで続けるからね」
良い笑顔で、本当に良い笑顔で彼女は僕に言うのだった。

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Date:2009/10/17
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Comment:0
UserTag: オナホ 
Thema:18禁・官能小説
Janre:アダルト

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