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□ 人違い □

人違い_1

……終わった。
大学のHPを確認し、僕はPCの前で灰になっていた。
画面にずらりと並ぶ「不可」の2文字。今日晴れて4年間では卒業出来ないこと――すなわち留年が決定したのだった。
当然と言えば当然だった。某FF11が忙しくて大学は自主休講だったし。で、でも!某FF11は遊びじゃないし!と開き直ってみても空しくなるだけだった。
ああ、これからどうなるのだろう?
今更になって将来の不安が頭の中にじわりじわりと広がって行くのを感じる。口からフフフフと変な笑いも漏れてくる。


お腹すいたな。
気づけば7時。成績が開示されたのが3時だから、もう4時間も呆然としてたことになる。人生のどん底を謳歌しててもお腹はすくのだな、と妙に納得しつつ僕は家を出た。

9月も中旬だというのに真夏のように蒸し暑い。ああ早く帰ってクーラーの効いた部屋で……と今さっき猛反省した生活を一瞬望んでしまったことに自己嫌悪。
トボトボと死人のように歩いてやっとコンビニに到着する。徒歩10分なのに1時間くらい歩いた気がした。
いつもの冷やし中華とウーロン茶を買う。店員の天使のような笑顔がなんだか凄く心に刺さるので逃げるように店を出てコンビニの隣にある公園へ。

ベンチに座り冷やし中華を食べ始める。冷やし中華がこんなに無味だったのは初めてだった。
あっというまに平らげるとコンビニ袋に入れて口を縛ってそのままゴミ箱へ入れると、再びベンチへ。

これからどうしましょう。まずは親に言わないとなぁ。ああ言いたくねぇなぁ。
今後の予定を考えてみても嫌なことばかり、流石留年は格の違う憂鬱さを提供してくれる。
そんな人生一番の憂鬱さにかまけて僕は考えるのをやめるのであった。


「あの、田中さん?」
現実から逃避し睡眠へ逃げ込んだ僕を誰かが呼び戻す。
タナカサン?僕の名前は田中ではないし田中って名前の有名人に似てるという話も聞いたことない。
寝ぼけ眼で声の方を見ると女の子が覗き込むようにしてこちらを見ている。
「ああ、やっぱり、こんなトコで寝てると風邪引きますよ」
僕が今までの人生で経験したことのないほどの近距離にあった女の子の顔がぱっと明るくなり白い歯が見える。
誰だ?この子、ていうか僕タナカサン認定されてる……。
なにが起こったのかよく分からずタナカサンも否定できないまま女の子の顔をまじまじと見る。
人なつっこそうな目に優しそうな口元、肩まで掛かっている艶のある黒髪。……可愛い、こんな彼女欲しいな、そんな第一印象だった。視線をゆっくり下げていくと近くにある私立高校の制服を着ていることに気づく。
白いシャツに赤いネクタイ、今時の女子高生(僕と大して年齢は変わらないが)の照準の丈であろう短いスカート、黒いハイソックス――普通の、普通の可愛い女子高生だった。
「どうしたんですか?」
不安そうな顔で僕の顔を覗き込んでくる。
顔が近い、男子高校→理系大学の黄金パターンを歩んできた僕にとって心臓がバクバクになるには十分すぎる距離だった。
「え~と、どなたですか?」彼女の正体とタナカサンとやらの正体、二重の意味で問うてみた。
「なに寝ぼけてるんですか?行きますよ?」
質問に答えず彼女は僕の手を取って歩き出そうとする。僕はベンチから強制的に立たされて歩き出す。

手をにじられたままズンズン進んでいく彼女のあとをついて公園のトイレの方へ。
「ここで良いですよね?」振り向いた彼女は僕の同意を得ないままためらいなく中へ。
トイレって……。心臓音がかつてない音量で鳴ってる気がする。
多機能トイレの中は広く、それに公園のトイレとは思えないほど綺麗で照明も明るかった。
僕を中を入れるとようやく握っていた手が離され、そのまま僕の後ろに回り込むようにして鍵が閉められる。

「あ、あの、人ち……」
「じゃあはじめましょっか♪」僕が人違いだと主張しようとすると彼女の明るく澄んだ声で遮られる。
……なにをですか?パニックになっていた。僕はタナカサンじゃないはずしこんな可愛らしい娘は僕の生活圏にいないはずだし僕は留年という現実と向き合ってたはずだし。そして何よりこのシチュエーション。童貞を貫き通してきた僕のキャパシティを完全に越えた出来事である。
狼狽えて硬直した僕を見て彼女は不思議そうな顔をする。不思議そうな顔をしたあとなにやら閃いたご様子。
「そんなに心配しなくても今日は時間あるからちゃんと搾り取ってあげますよ?」
肩に手を置いてグイッと耳元に口と近づけた彼女は静かに、からかうように囁く。
「安心しました?じゃあちょっと屈んでください。」
彼女の年下とは思えない大人びた笑顔を見ながら、僕は彼女に言われるがまま膝を屈伸させる。
すると彼女は、僕の頭を「良い子、良い子」といいながら何度か撫でたあと、両手で僕の顔をロックしそのまま唇を押しつけてくる。
びっくりした僕は咄嗟に唇を固く閉じた。そこへ彼女の舌が進入しようと僕の唇を舐め回してくる。僕は力が抜け自然と閉じていた口が開き彼女の舌の通り道が出来る。彼女の舌はどんどん僕の口腔に進入してきて僕の舌を蹂躙していく。

散々年下の女子高生になされるがまま僕の口内をなめ回されたあと彼女はゆっくり顔を離してく。
「田中さんのキス顔は本当に可愛いですね♪」
僕はキスの最中ずっと目をギュッと瞑っていたから分からなかったが、彼女はずっと目を開いていたらしい。自分はどんな顔をしていたのだろうと恥ずかしくなる。
僕がファーストキスの恥じらいに浸っていると彼女はカチャカチャとズボンのベルトを外してくる。
一瞬腰を引いて抵抗しようとしたが「ダーメ」と意地悪そうに笑いながら手慣れた手つきであっという間に外されてしまった。ベルトが外されるとズボンは重力に従ってストンと下がっていき僕は下半身トランクス一丁のみっともない姿となる。
「最初は手でね」声が聞こえたかと思うと、再び彼女の唇が僕の唇に押しつけられ舌が進入してくる。
あっけにとられたとはいえ、さっきよりは落ち着いてヌルヌルと絡みついてくる彼女の舌の受け入れる。
すると彼女はおもむろに僕のパンツの中に手を入れてくる。
腰が引けてしまい彼女の手から逃げるよう格好になったが、腰に彼女の左手が回されグイッと引き寄せられる。
彼女の細い指が既にギンギンになっているペニスに絡みつきゆっくりと上下する。
その快楽に僕の呼吸は乱れるが彼女の唇と舌によって完全に支配されている僕の口からは「むぅ……ううぅ」とうめくような声しか出ない。
そんな僕の様子を探りながら彼女は扱く速さや角度、握る力を巧みに変化させ僕が一番感じる方法を探るようにして扱きあげてくる。
やがて彼女の手つきは僕の快楽が極大になる一点で固定され僕を責め立ててくる。
「い、いく……!」彼女の口の支配が弱まった一瞬、息も絶え絶えで声を発する。
「良いですよ、いっぱい出してください」楽しそうに彼女は言うと扱くスピードを上げる。
「ああぁぁぁ!」僕は咄嗟に彼女にしがみつき身体を震わせながら絶頂する。
ビクビクと跳ねるペニスを彼女は逃がさないようにしっかり握り、先ほどより幾分緩やかなった手つきで最後の一滴にまで絞るように扱き続けた。
僕の肉棒が落ち着いたのを確認すると、彼女はゆっくりと僕のパンツの中から精液まみれになった右手を取り出す。
「あはは、ザーメンまみれにされちゃった」
細い指に大量にかかった精液を僕に見せつけると、そのまま、まるで手についてしまったジャムをなめとるかのように人差し指から順番に精液を舐めとった。
掌まで全部舐めとったかと思うと最後に唇についた白を健康的な朱色の舌でぺろりと舐めた。

僕はその官能的な光景に再びペニスを勃起させていた。
「じゃあ次はこっちのお掃除だね?」
そういい彼女はおもむろに座り込むと精液で大きな丸いしみが出来ている僕のパンツに顔を近づけた。
「はは、すっごい臭い」彼女は鼻をしみに押しつけスンスンと臭いをかぐ。右から左から、スンスンと短く嗅いだかと思うとスーハーと深呼吸するように深く吸い込む。
さんざん臭いを楽しみ彼女の鼻のまわりはすっかりしみ出た精液でコーティングされていた。
「じゃあ、お掃除しますね?」
パンツのゴムに手をかけられすっかり勃起しきったペニスが引っかからないようにパンツを下ろされる。
ペニスの先を中心に残っていた精液がどろりと垂れそうになるのを、彼女は下から大きく口を開け受け止め、そのままジュルリと一気に一物を頬張る。
ペニスが粘液に包まれる想像以上の快楽に僕はまた腰を引いて逃げようとするが、彼女がそれを見逃すはずがなく両手でがっちり抱え込まれてしまう。
一度大きくくわえ込まれたペニスは唇でゆるく挟み込まれ、同時に裏筋のあたりを柔らかい舌で探られるように責められながら、ゆっくりと引き抜かれる。
完全に離してしまうかと思うと動きを反転させ、今度は亀頭全体を舌で嬲られながら再び深く咥えられる。
「んっ、んん……じゅるる、じゅるるるるる」
一往復するたびに僕の反応を見て微修正されていく動きにそうそう耐えられるわけもなくあっという間に僕は上り詰めていく。
「も、もう……」
んー、とペニスを咥えたまま返事をする彼女。ニヤっとした上目遣いで僕を一瞥したあと顔を伏せると、口を窄め舌をペニスにびったりと密着させペニスを扱きあげる。
「出るぅ!」
ビュッビュッと繰り返し彼女の口内に精液をはき出す。
射精の瞬間も這ってくる舌の快楽にいつもの何倍も長い射精をサポートする。
射精が終了したのを確認すると強めの吸引と同時にペニスを引き抜き、最後は先っぽにキスをするようにして顔を反す。
彼女は2、3度に分けて精液を喉を鳴らしながら飲みにくそうに取り込んでいく。
「粘度も量も濃さも最高でした。ごちそうさま♪」と手を合わせてにこりと笑いかけてくる。
僕は倒れるように便器に座ってその笑顔を黙って見ていることしかできなかった。


「じゃあ、今日はこれで終了です。またね!田中さん」
人生最高の快楽に放心している僕とは対照的に元気に彼女はトイレから出て行く。
「あ、ちょっと!」
人違いだ、と今更ながら訂正しようと立ち上がろうとするも足が言うことを聞かずもつれてしまい勢いよくすっころんだ。
急いで体勢を立て直しトイレを出たが、彼女の姿を発見できなかった。
「結局、なんだったのだろう……」僕は呟いた。

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Date:2009/10/08
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UserTag: 手コキ  精飲  フェラ 

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