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□ 死神 □

死神_3

気づくと朝だった。
寝ぼけ眼で昨日のことを思い出してみたが良く覚えてない。
部屋を見渡すと自称死神様がちゃっかりと座布団の上に座りテレビを見ていた。
服装は白いシャツに黒いスカート、どちらもフリル全開。ゴスロリといえばゴスロリだがそうでもないと言えばそうでもない、中途半端な服装。
まぁ似合ってはいるが。
唯一、死神っぽい要素だったモーニングドレスも消えて、等身大のお人形さんがうちに来た、といった感じだった。
実際、白い肌も黒く長い髪の毛も小柄な身体も整った顔立ちも何処かの人形じみたものがある。

「あら、おはよう」
「・・・・・・おはよう」ぶっきらぼうに挨拶する。
彼女は僕が挨拶をするのを確認するとテレビの方を向き直す。
自分の家のごとくくつろいでるのが気に入らない。
僕は布団から起き上がりその場に座る。あいにく、うちは狭いので布団をひいたら座れるスペースは限られている。
そういえば、彼女は昨日どこで寝たのだろうか?というかわざわざ布団をひいてくれたのだろうか?
様々な疑問が頭に浮かぶ中、ハッとする。
彼女の名前は?
昨日から色々されてきた僕だったが彼女の名前を聞いていなかった。
「・・・・・・名前は?」二人称に悩んだ末、なしで問いかける。
「無いわ、昨日まで一昨日まで死神やってたんだもの。あるわけないじゃない」
死神は名前がないのか、これは良い死神豆知識。友達に披露して白い目で見られてやろう。
「そうだ、たっくん、名前付けてよ」
「そのたっくんっていうのやめろ」
「じゃあご主人様」
「なんでご主人様なんだよ」
「私めはご主人様専用の性欲処理奴隷です」
なんだか挑戦的な目で僕の奴隷を名乗る彼女。正直いって脈拍は跳ね上がったが無視して話を続ける。
「名前、本当にないのか?」
「女の子に恥ずかしいこと言わせておいてつれないわね、たっくんは。健全な男の子だったらその場で孕ませファックよ?」
「名前ないのかって聞いてるの!」
「ありませんといってるわ。だからつけてともいったわ。」
名前を付けろ、なんて唐突に言われても困る。
「じゃあクロコ」髪が黒いからクロコちゃん。99%の日本人に当てはまる気もするが・・・・・・。
「じゃあクロコで良いわ」
「えっ」死神だから死神子ちゃんばりのいい加減さで付けた名前をあっさり受け入れられてしまい驚愕する僕。
「名前なんてどうでも良いわ。それにクロエみたいでギリギリいけると思うの」
全然いけてないと思ったが本人が良いなら別に良いかと流した。
そこで会話が止まってしまう。
相変わらず彼女はテレビを見ていている。そんなに楽しいのだろうか。
死神の文化は知らないが、うぬぬ、箱の中に人がおるわい!面妖な!とか言い出さなくて良かった。
しゃべり方からいってそんなイメージあったが、時々普通に喋るの見るとそもそもしゃべり方もキャラ付けっぽいし。
なんかいい加減だな。
僕は自称死神の後ろ姿を見ながら思いを巡らす。
「ねぇ本当に死神なの?」
「そうよ」
「正直、個人情報さらされたくらいじゃ信用できない。ただのストーカーだよ」
「ストーカーされるほどたっくんはもてないわよ?」
「そういう問題じゃなくて・・・・・・」
「私も精一杯人の抱く死神のイメージに近づけたつもりだけど?」
やっぱりしゃべり方はキャラ付けなのだろうか。
「喪服とか?」
「そう。気持ちよかったでしょ?サテン地」
思い出して血流がドッと下半身に流れていくのを感じる。
「死神はローブだと思うんだ」冷静を装う僕。
「ローブで人混み立ってたら目立つでしょ」
モーニングドレスでも十分目立つよ。
「じゃあ良いわ、たっくん好みに今度から個人情報いうときは黒い手帳見ながらやるわ」呆れたようにいうクロコ。
「その個人情報ってもう筒抜け状態なの?」
「知りたければ知れるって感じね。次のオナニーが何回目か知りたければ教えてあげるけど?」
「良いです」言われてもあってるか分からない。
ふぅ、と大きなため息をして立ち上がるクロコ。そして台所に向かい包丁を手にする。
「死神イメージ通り、私刃物の扱いに長けているの」
「えっ、は、はい」
突然刃物を持ち出した彼女にびっくりし後ずさりする僕。
「そしてこの身体は仮初めのもの。昨日手に入れたばかりのただの器」
「は、はい」否定したら刺されると思い何度もうなずく。
「以上、2つが組み合わさるとこうなる」
言うと同時にクロコは包丁を逆手に握り直し首にあてがう。そして首を切った。それはもうスパッと。一瞬何が起こったのが分からなかった。数秒遅れて彼女の首から環状に浮かび上がる血の筋。さらに遅れてボトリと落ちる彼女の首。
僕は完全にパニックになっていた。何故か窓から逃げようとする僕。手が震えてうまく開かない!
「落ち着きなさい」
後ろから聞こえるクロコの最高に落ち着き払った声。
僕はわなわなと震えながら後ろを振り返る。そこには平然とした顔の彼女がいた。胴と首は何事もなかったように繋がって、おびただしい量の血だけが彼女の服や床に広がっている。
「これで信じる?」
ガクガクと首を振る僕。
「私は死なないの。だからご主人様が望めば脳みそだって犯せちゃうわよ?」
「けっ、結構です!」
「そう?気持ちいいらしいわよ。腰振るたびにグチャグチャっていやらしい音が鳴り響いて、おちんちんにとろっとろの脳みそが絡みついてくるの。ね?良さそうでしょ?」
「良くないですっ!」
「残念ね。私以外合法的に出来ないのに」

掃除をしなくては。
フフフと自慢げに笑う彼女の足下には血の水たまりが出来ていた。
古いアパートなので下の階にしみ出たりしないか心配だ。
「じゃあ、眼窩姦にしましょう。きっと気持ちいいわ」
日常とは思えない会話と血の量に僕は少し頭が痛くなる。
「・・・・・・掃除するからどいて」
クロコは素直に横にずれてくれた。
僕はぞうきんを持って床を拭き始める。
ぞうきんはあっという間にどす黒い赤色に染まっていく。
床と台所をなん往復かした。が、血の汚れは中々取れない。
しばらく格闘したが、とうとう諦めてぞうきんを片づける。
その間彼女は血まみれの服を着たまま僕の様子を黙って見下ろしていた。
「その服、どうすんだよ」
「どうすれば良い?」
「どうするも何も洗わないと・・・・・・」
奇抜な柄としては受け入れられそうにない。
「しばらくすれば消えるわよ?」
言っている意味が分からなかったが、少し待ちなさいとクロコは僕をなだめ、さっきまで彼女が座ってた座布団に僕を座らせる。
しばらくすると彼女の服から血のしみがみるみる消えていく。同時に床のしみもあれほど擦っても駄目だったのにすっかり消えた。


「ね?凄いでしょ?死神だって信じた?」
「一応」
「じゃあ一段落したし」
不意に座り込む彼女。そしてズボンに手をかける。
「ちょ、ちょっと何!?」
「精液補給」
サキュバス的に男の精が餌なのだろうか。僕は真面目に考える。その間も彼女は手を休めることなくあっという間にズボンもパンツも脱がされる。
「ちなみにたっくんが今考えてるような設定はないわよ」
「え、なっ」
考えてることを見透かされてどもる。
「だったら余計意味分からないだろ!」
ズボンを必死で戻そうとするが、これも死神パワーなのか彼女の方が力が強く阻まれてしまう。
「ご主人様はぁ、おちんちん気持ちよくされるの嫌いなんですかぁ?」
普段のはっきりとした口調とは真逆のしゃべり方。
「昨日はあんなにドピュドピュしてたのに」
言い終わるのと同時に、既に半勃ちのペニスをくわえ込む。
僕は引きはがそうと彼女の頭を掴むが下半身の快感に手が止まってしまう。
クロコの口内は唾液を豊富に湛えねっとりと僕のペニスを包む。
亀頭の先は既に喉の奥まで達していたが彼女は嘔吐く様子もなく、むしろ嬉々とした顔でさらに奥へと誘おうとしている。
「ひほひひぃへすは?」
ペニスを咥えたままで呂律の回っていないのでなんと言ってるかよく分からなかった。
が、1文字1文字発するたびに収縮する彼女の喉奥。微動する舌がペニスの裏側をなぞる。たまらない快感にため息が出てしまう。
彼女はそんな僕の様子をまじまじと見ている。
柔らかな唇に甘く締め付けられ、舌はペニスを包むようにあてがわれていた。彼女はそのまま首を上へ引き上げ口からペニスを引き抜いていく。唇と舌の両方が僕のペニスを滑っていき、身悶えしてしまう。しかしその快楽も長く続くことはなくやがてペニスは完全に口内から抜け出し外気に晒される。
「気持ちいいですか?ご主人様?」
わざとらしく『ご主人様』と付け足す彼女。言葉の上では僕の方が高位であるが、現実では彼女の方が絶対的に高位だった。彼女のもたらす快感に僕は為す術無く屈服し、次の快楽を心待ちにしてしまう。その見返りに彼女が何かを要求してきたら即断で受け入れてしまうだろう。それくらい僕は彼女のもたらす快楽の虜になっていた。
「聞いてますか?聞いてないですね」
僕の返答を待たず視線を僕から外し代わりにペニスへ向ける。
そしてパクリと先ほどより控えめに咥える。
湿り気を帯びた紅い唇がカリの溝を捕らえる。そして外からは見えない彼女の口内では自在に舌が動き回る。見えないが故にクロコの舌が亀頭に触れるたびに僕はビクついてしまう。その様子が愉しいのか彼女は唇で緩やかに締め付けたまま亀頭部を拷問にかけていく。触れるか触れないかのところでなぞってみたり、尿道口を穿るように舌先で突いてきたり、そうかと思うとすぐに舌を引っ込める。
僕は耐え難いもどかしさを感じながらも、彼女が次はどんな風に責めてくれるのかと待つばかり。彼女もその様子に気づいてはいるが、僕の意を介さず彼女がやりたいように責めていく。
もう限界だ、と思うと今までの焦らしが嘘のように濃厚に舌を亀頭部分に絡ませてくる。そしてまた舌は離れていってしまう。
焦らされては責められ焦らされては責められと何度も繰り返される。締め付けるだけだった唇も、彼女は頭ごとグリグリと動かし、カリの溝をさらに深く掘り下げるように押しつけられる。
「もうイキそうですね」
くわえ込みが浅い分、今度は聞き取りやすい声だった。
イキそうだ、と言った彼女だったが言葉とは裏腹にイカせるような責めは決してしない。
あと少しと言うところで快楽は中断され、もどかしげな僕の顔を覗き込んだりしつつ落ち着くのを待つ。
「イカせてください・・・・・・」
情けない声で懇願するが、彼女は「みっともないご主人様」と静かに笑いながら流されてしまう。
僕の要求を完全に却下した彼女は愉しげに亀頭を甘噛みしてくる。
先ほどの有機的なものとは違って無機質な快楽。快楽と痛みのちょうど中間を完璧に狙って僕の亀頭はハムハムと噛まれていく。
かと思うと今度は舌で責めらる。2種類の責めがお互いを補完するように僕を高めていく。
バリエーションの増えたのだが臨界点は越えない。
もどかしさに耐えきれず腰を逃がそうとするとクロコは腰に手をまわりがっちりと抱え込む。
「本当にもう限界です!イカせてください・・・・・・!」
「しょうがないなぁ」
そういうと彼女は一気にペニスをくわえ込む。
亀頭の先が喉の奥に当たるのを感じた。
舌はペニスに絡みつくように纏わりつく。そしてペニスがゆっくりと引き抜かれていく。まるで舌で扱かれるような感覚が下半身に広がる。
ぐちょぐちょと唾液と空気が混ざる音が部屋に響く。彼女の頭の上下は速度を増していき、完全にイカせる動きとなる。
ヌルヌルと独立して動いてる舌の筒をピストンで突いているような感覚に加え、唇もちゃっかりとペニスを扱きあげる。
そしてしびれるような快楽に僕は身を任せ――絶頂した。
とめどなく放出される精液に彼女はぐっと頭を僕の下半身に埋めて受け止める。
ビクビク痙攣するペニスの動きを押さえつけるように吸引し強制的に精液を吸い出されていく。その間も舌はヌルヌルと這い回り快楽を与え続ける。
やがて止む射精。彼女はチューっと最後の一滴まで吸い上げると、最後に舌でペニスの裏側を舐めつつペニスから顔を離す。
彼女は僕の顔を見ながら見せつけるように口内を見せつけてくる。
そのにはさっき出したばかりの大量の精液が見えた。
白い粘液を紅い舌でかき回す様子がはっきりと見える。ネロネロと嬲るように僕の子種を弄ぶ彼女。やがてゴクリとひと飲みにしてしまう。しかし1度では完全に飲みきれなかったようで2度3度と喉を鳴らしていく。
「ご主人様の特濃ザーメンをありがとうございました」
スカートの端を摘み礼をするクロコ。
そこまで長くないスカートだったのでちょっとだけ下着が見えていたが、むしろ見せているのかも知れない。息を整えるので必死な僕はぼんやりと白い下着を凝視する。
「変態」
気づいた彼女はクスクス笑った。
「ムラムラしたらいつでも申し上げてください。ご主人様?」
ニコリとする彼女。
「もう、ご主人様はやめてくれ」息も絶え絶えに小さく言う。
「あら、たっくんはこう言うのが好きだと思ったのに」
声の調子をいつも通りの落ち着いたものに戻した彼女はわざとらしく「残念」と言って僕から離れ再びテレビ鑑賞に勤しむ。

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Date:2009/10/22
Trackback:0
Comment:1
UserTag: 精飲  フェラ 
Thema:18禁・官能小説
Janre:アダルト

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2009/10/23 【枷識】 URL #-

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